ボートレース江戸川は驚異の難水面?特徴を徹底解説!

東京都江戸川区にあるボートレース江戸川。河川を全面的に使用した全国でも珍しい競艇場です。今回は、ボートレース江戸川にはどんな特徴があって、どうすれば勝ちやすくなるのか?について、詳しく解説していきます。この記事を読んで、ボートレース江戸川を攻略しましょう。

ボートレース江戸川にはどんな特徴があるのか?

ボートレース江戸川には、どんな特徴があるのか、いくつか調べてきたのでご紹介いたします。

 

引用元:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/race/raceindex?jcd=03&hd=20210327

①淡水と海水が入り混じる汽水

ボートレース江戸川は河川を全面的に使用していて、河口付近に位置しているため淡水と海水が入り混じる「汽水」と呼ばれる競艇場になっています。淡水と海水の特徴が入り混じっているため、選手からすると非常に走りにくい競艇場の1つです。季節やレースの時間帯によっても大きく水面の特徴が変わるため、水面状況を予想に取り入れなければいけません。

②上げ潮と下げ潮で大きくレース展開が変わる

ボートレース江戸川は、河口付近にあるため「潮」の影響を大きく受けます。上げ潮の時には、川からの流れが潮の向きと逆向きになるため、水面は大荒れの状態になります。逆に、下げ潮の時には川の流れと潮の流れが同じになるため、ダッシュが効きやすくなります。つまり、レースの時間帯で予想される着順が大きく変わりやすいのが、ボートレース江戸川なのです。

③風向き次第で波の高さが変わりやすい

また、潮の流れと共に、風向きもレース結果に大きく影響します。上げ潮の時に追い風が吹いていれば、潮と川の流れ、さらに風の力が加わって水面は大きく荒れます。下げ潮の時に追い風であっても水面は多少荒れますが、風の力も加わってさらにダッシュが効きやすくなるでしょう。

潮の流れが上げ潮で、向かい風が吹けば水面自体も荒れ、さらにスタートダッシュが効きにくくなります。スタートから逃げる艇よりも、ターンが巧い艇の方が有利です。下げ潮の時に向かい風であれば、水面の状態は最も安定し、スタートダッシュが決まりやすいでしょう。

この状態が最も選手の能力に順当な結果になりやすいです。これらの特徴を知っていなければ、ボートレース江戸川で勝つことは困難でしょう。

④枠番通りの固定進入が多い

ボートレース江戸川では、枠番通りの進入が多いです。大潮の際には流速は1秒で90cmにもなり、前づけすると深く入り過ぎてしまうので、深インを避ける選手が多いためです。

ポイントは「ターン」です。上げ潮の時には海水が増えターンがしやすくなっていますが、下げ潮の時には淡水が増え引き波が残るため、ターンがしにくいのです。これらの特徴をよく知ってターンを武器に出来る選手が強いです。枠番通りに進入しつつ、ターンを巧みに利用した選手が捲りや捲り差しで上位を狙っています。

また、堤防の耐震工事の影響でバックストレッチ側が5m以前よりも狭くなりました。この影響により以前よりも波が消えにくくなったため、ターンで失敗する選手も増え、波乱が起きやすくなっています。1ターンマークは20mもスタンド側に振ってあるため、窮屈な感じはしませんが、荒れた水面でどうやってうまくターンを決めるか?を重視した選手が強い傾向にあります。

⑤季節によって予想が変わる

ボートレース江戸川は、季節によっても環境がガラッと変わります。春は追い風が吹き、海水面が荒れて波乱が起こりやすいです。夏になると更に追い風は強くなります。加えて波の高さも高くなる傾向があるため、春よりも夏の時期の方が遥かに走りにくい水面に変わります。春にしても夏にしても江戸川の競艇場に慣れていない選手の評価は下げていくことが大切です。

秋になると風がやみ、最も落ち着いた水面になります。ただし、今度は上げ潮と下げ潮の影響をもろに受けだすため、潮の状況を巧みに使える選手が強いです。冬には北風が強くなり、ホームストレッチ側では向かい風になるために、上げ潮の時には波と風がぶつかってインコースの選手のターンが流れやすくなります。

センターコースの選手が捲りを決めやすくなり、冬の江戸川競艇場も、波乱が起こりやすい難水面だと言えるでしょう。

ボートレース江戸川で勝つためのコツとは?

 

引用元:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/race/raceindex?jcd=03&hd=20210327

ボートレース江戸川で勝つためには、どんなところに気を付ければいいのでしょうか?

①競艇場に慣れている選手を選ぶのが重要

最大のポイントは「江戸川競艇場に慣れている選手を選ぶこと」です。全国勝率でなく、当地勝率で選手の強さを見ていきましょう。その中でも、必ず地元支部の選手を選ぶのは鉄則です。江戸川競艇場の最大の特徴は、レースの時間帯や潮の満ち引きで大きく作戦を変更しなければならない点にあります。これらのことを加味してレースに臨みやすいのは、やはり地元の選手だと言えるでしょう。

さらに、「ターンが巧い選手」にも注目しなければいけません。どのシーズンにも風や波の影響を非常に受けやすい競艇場のため、ダッシュで逃げ切る選手もターンが巧く無ければ、ターンで抜かれる可能性は高いです。恐らく、この競艇場で勝率が高い選手はみなターンが巧い選手だとは思いますが、選手の特性もよく理解して舟券を買いましょう。

②捲りや捲り差しを意識して舟券を買う

 

引用元:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/race/raceindex?jcd=03&hd=20210327

江戸川競艇場では、「捲り」や「捲り差し」での勝率が高いです。以下、データがあるので見てみましょう。

江戸川競艇場

・1コース:決まり手 捲り 0%
・1コース:決まり手 捲り 32.4%
・1コース:決まり手 捲り 35.5%
・1コース:決まり手 捲り 55.0%
・1コース:決まり手 捲り 29.4%
・1コース:決まり手 捲り 30.7%

全競艇場平均値
・1コース:決まり手 捲り 0%
・1コース:決まり手 捲り 23.8%
・1コース:決まり手 捲り 37.8%
・1コース:決まり手 捲り 43.0%
・1コース:決まり手 捲り 22.2%
・1コース:決まり手 捲り 24.4%

データ引用元:https://kyoutei-joshi.com/boarrace-edogaw-003/

このように、全国平均と比べても、かなり捲りで決まるレースが多いです。1着の艇を予想し、2着3着を手広く買うスタンスで舟券を購入するのが、最も当たりやすいでしょう。ただし、どの艇も江戸川競艇場に慣れている選手を選ぶことは必須です。

ただし、1コースの勝率も44.6%はあり、セオリー通り1コースが有利なことには変わりありません。全国平均の1コース勝率は55.9%なので、10ポイント以上も1コース勝率は落ちていますが、その辺りをどのように予想するのか?で大きく勝ち負けが変わってしまいそうです。

③風の有無をよく確認して予想をする

潮の流れと共に重要なのは、風向きと風の強さです。特に春と夏、そして冬では風の向きが異なります。さらには、日によって風の強さも異なるため、風を意識して舟券を購入することは大切な要素です。他の競艇場よりも風の強さに敏感になっておきましょう。強風な日には、かなり荒れたレースになってしまうかもしれません。3コース4コースあたりの選手に注目してベットしていくことも重要になります。

ボートレース江戸川は驚異の難水面?特徴を徹底解説!のまとめ

というわけで、今回はボートレース江戸川はどんな競艇場なのか?勝つためにはどんなところを意識すればいいのか?という点について詳しく解説してきました。全国的に見ても、非常に難しい競艇場ではないかと思われます。セオリー通りのレース運びになりにくい競艇場だと思って間違いありません。選手の特性、地元選手の優位性を考慮して舟券を購入していきましょう。

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